Leyte Dream

2010/DV/ 80min

synopsis

Kum’s paternal grandfather was dispatched to Leyte in the Philippines as a Japanese soldier. Many Koreans were enslaved as a laborer in the coal mine, railroads, or any other place that required heavy labor. Many Koreans were also drafted to the frontline of the Japanese invasion during World War Two.

General Douglas MacArthur re-landed onto Leyte to “liberate” the Philippines from Japanese occupation. Leyte residents suffered very much under two occupation forces, US and Japanese. Filipino guerrilla and Americans fought against Japanese forces, who eventually experienced terrible defeat, more than 90 percent of the soldiers died, through the battle, and many with starvation in the mountains.

When Kum visited the Philippines several times, she heard a story that the Korean soldiers at that time commit the cruelest atrocities against of Japanese soldiers. Since her grandfather died long ago, she could not directly ask him what he experienced in Leyte at that time. Thus, Kum retraced his path

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レイテ・ドリーム

映像作品

フィリピン/2010/ワライ語、タガログ語、英語、ほか/DV/80分

映像作品

フィリピン/2010/ワライ語、タガログ語、英語、ほか/DV/80分

祖父が日本兵として従軍したレイテを訪れ、

当地に生きる老人たちの声から現代フィリピンを

結ぶ映像作品。

朝鮮人の祖父は太平洋戦争時、激戦区だったフィリピン、レイテ島へ

徴兵された。

フィリピンを何度か訪れた際、日本植民地当時、最も残虐な行為を行ったのは朝鮮人だったという話を何度が聞くことになる。祖父がそのような残虐な行為をしたのだろうか、日本人の指揮下にある朝鮮人がそのようなことをすることが可能だろうか。末端の兵士だからこそ残虐行為を行ったのだろうか。様々な憶測が沸き起こる。

もし、そのようなことがあったのならば、せめて当時を記憶する老人達の証言を映像に込められたら、と思いレイテへ赴く。

現地で証言を記録して行く中で、当時の日本軍占領の残虐行為を今も抱えひっそりと生きる老人達と出会う。ゲリラ戦を記憶する少年だったおじいさん、大人達を呼んでこいと言われて素直に従った後に自らが集めた大人達が家ごと焼かれてしまったことに気づいたおじいさん、性暴力にあったおばあさん、日本人兵士に恋していたおばあさん、暴力行為に今も深く傷ついて生きるおばあさんなど、数々の証言を記録して行く中で、インタビューの最後に必ず聞く言葉があった。「朝鮮人を記憶していますか。」 ある人はとても残虐だったといい、ある人はとても優しかったという。朝鮮人は背が高くがっちりとしていた、朝鮮人の靴下の指は別れていた、などという証言を聞く。

フィリピン大学ホセ・リカルドによると、このような話は戦後直後には聞かれず、日比経済協力が始まり出す頃に広まって行ったという。資料を調査する中で、朝鮮人はほとんどインフラの整備などの仕事に従事させられ、戦闘行為を行った者はごくわずかだということが明らかになった。

*some of the narration does not have subtitles in English.

*The video can be watched with a donation-based contribution.
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